悩みタイトル
  1. 下半身の疲労
    下半身のむくみ
    人間の身体の約60%は水分で出来ていますが、その水分の3分の2は「細胞内液」という水分でのこりは「細胞外液」といい、血液に含まれる水分や、細胞と細胞のあいだを満たしている水分です。これらの水分は、細胞の栄養を保ったり、老廃物を除去する役割を担っています。細胞や血管の中を行き来して体内の水分バランスを保っているのも特徴の一つです。このバランスが崩れて水分が増加した状態が「むくみ」です。

    下半身のしびれ
    直接、神経が圧迫される「神経性」の場合と、血管が圧迫されて神経への血流が悪くなる「血管性」の場合の2つに分けられます。ですがこの2つが圧迫される根本的な原因は筋肉の硬さや疲労にあるのです。
    腰痛
    運動のパフォーマンスの向上
  2. 筋膜とその働きとは

    人体イメージ

    筋膜とは全身に連なる連続した結合組織です。筋膜は英語でFASCIAといいます。
    筋膜を解剖学的に説明すると、いくつかの種類に分類できます。まず皮下組織のなかにある浅筋膜という層です。その下には深筋膜があり、筋を覆う筋外膜、それが筋の中に入り込んで、筋束を包み込む筋周膜になり、さらに1本1本の筋繊維を包み込み筋内膜になります。これらの膜を総称して「筋膜」と言います。
    特に浅筋膜・深筋膜は全身を覆っています。もし浅筋膜、深筋膜、筋外膜、筋周膜、筋内膜を残して、ほかの人体組織をすべて溶かしても、人の身体の形が残ると言われています。
    そのため「筋膜」は「第2の骨格」とも呼ばれています。その構造から、筋繊維の動きを支えて、力の伝達を行います。

  3. なぜ筋膜ストレッチが必要なのか

    筋膜自身はコラーゲンで出来ており、85%が水分です。水分の枯渇やストレス、同じ姿勢での長時間作業(パソコンやデスクワークなど)、筋肉の柔軟性の低下などにより、筋膜同士が癒着してしまい、筋肉自体の運動を阻害してしまいます。筋膜は全身を覆っている組織です。例えば、腰や背中に痛みやコリのある場合は、おしりやふともも、股関節部位などの「痛みのある部分の周り」の筋膜をリリースすることによって、症状を改善することができます。肩などの痛みも同様で、肩や頸、腕やわきの下などの筋膜をリリースすることによって、軽減することができます。筋肉の中を通過する血管や神経の循環を一定に保つためにも筋膜ストレッチが必要なのです。

  4. 筋膜が正常でないとどんな症状が起きるのか

    腰痛イラスト

    非対称な姿勢や動作をとり続けることや姿勢を長時間とり続けること、怪我などによって体の一部に負担がかかり、身体がアンバランスな状態となると 筋膜が自由に動けない状態となります。すると筋膜のよじれが生じて筋膜と皮膚・筋肉のあいだの滑らかな滑りがなくなってしまいます。筋膜によじれができると、コラーゲン繊維とエラスチン繊維が一部により集まり、本来はサラサラの状態がネバっこくなってほどけなくなってしまいます。筋膜は全身につながっているので、ほかの筋肉や筋繊維にまで動きの悪さが波及して、日常生活の活動の低下が見られるようになってしまいます。また筋膜を通っている血管や神経、リンパ管などの通過部分が圧迫されて循環障害にもなってしまいます。それに連なって、下肢のしびれや筋力低下、知覚障害などの神経症状も出てきてしまいます。

  5. 当院の筋膜ストレッチ(筋膜リリース)とは

    ストレッチ

    筋肉がスムーズに動くためには、筋膜の滑りの良さが必要になってきます。筋膜を柔らかくして、滑りを良くして、解きほぐすことを「筋膜ストレッチ」や「筋膜リリース」と言います。「膜はがし」とも呼ばれることもあります。「筋膜ストレッチ」を行うことにより、筋肉の柔軟性を引き出し、関節の可動域を拡大することができます。「筋膜リリース」とは、筋膜の萎縮・癒着を引きはがしたり、引き離したり、こすったりすることで、正常な状態に戻すことを言います。「筋膜はがし」と翻訳されて呼ばれる理由もあります。「筋膜ストレッチ」は身体の硬い部分、伸びにくい部分を感じとり、ゆっくりと呼吸しながら行います。最初は20秒から30秒から始めましょう。

  6. その施術をうけるとどうなるのか

    ストレッチイラスト

    「筋膜ストレッチ」を行うことにより、筋肉の柔軟性を引き出し、関節の可動域を拡大することができます。拡大することによってさまざまなメリットがあります。まず、今までだるく感じていたからだが軽く感じる。スポーツでのけがを予防できる。スポーツでのパフォーマンスのアップにつながる。実際に筋膜ストレッチを始めて床に指先が付くようになった患者様からは部活で短距離のタイムが良くなった。また、部活が終わった後でも足の疲労感をあまり感じないようになった。とのお声を頂いております。このように健康維持の面からもスポーツの面からもいい事ばかりです。ストレッチをしてデメリットになることは無いので是非筋膜ストレッチをすることをお勧めします。

  7. 施術頻度は?

    説明風景

    その患者様のお身体の状態にもよりますが、姿勢に変化が出てくるのにおよそ3ヵ月、完全にその姿勢を定着そさせるのに約6ヶ月、トータルで9ヶ月です。歪んだ状態が続けば続くほど癖となっていきます。それを解消するには十分な期間が必要となってきます。さらに骨盤を歪ませているのは筋肉の硬さが原因でもあるので、筋肉をほぐすマッサージも必要となってきます。マッサージも含め矯正施術は、はじめのうちは毎日来れるようであれば毎日でも来て施術を受けていただきたいです。しかし予定が合わなくて来れないという方も多くいらっしゃいます。ですので施術者がチェックを行い、その方に合わせた今後のペースをご説明いたしますので、ご安心ください!